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佐野日大の先発・鈴木有(2年)=2025年4月26日、宇都宮清原球場、由利英明撮影
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 第78回春季栃木県高校野球大会(県高野連主催、朝日新聞宇都宮総局など後援)第6日は26日、宇都宮清原球場など4球場で3回戦8試合があり、8強が決まった。昨秋の県大会で8強入りしたシード校は、幸福の科学学園に0―3で敗れた宇都宮南以外の7校が勝ち進んだ。

 昨秋の県大会を制した佐野日大は11―1で烏山に5回コールド勝ち。昨夏の選手権栃木大会4強の作新学院は10―1で宇都宮白楊を7回コールドで破った。準々決勝4試合は29日に宇都清原球場とエイジェックスタジアムで行われる。

 26日の試合結果は次のとおり。

 ▽3回戦 佐野日大11―1烏山(5回コールド)、作新学院10―1宇都宮白楊(7回コールド)、宇都宮工6―2栃木、青藍泰斗12―2足利工(6回コールド)、国学院栃木5―2真岡、幸福の科学学園3―0宇都宮南、文星芸大付9―6栃木工、矢板中央5―0茂木

 佐野日大の背番号10・鈴木有(2年)が好投した。四回まで投げて被安打2、無失点に抑え、7奪三振。投球数58球とテンポの良さで、味方打線の援護も引き出した。ただ、鈴木は「打たれたのは両方とも少し甘めに入った。次は修正したい」と反省を忘れなかった。

 同校は昨秋の関東大会出場校。しかし、鈴木は「ベンチに入れず、悔しかった」と振り返る。冬場は走り込みを中心に下半身を鍛えたほか、ウェートトレーニングと食事の量を増やし、体重を63キロから68キロに増やした。その結果、球速も129キロから135キロまで上がった。

 麦倉洋一監督は「この前(19日の宇都宮商戦)よりも制球が良かった。オープン戦でもいい投球をしていたので、その通りに投げてくれればと思っていた」と話した。

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